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先輩ママからのGOODアドバイス/子どものことで悩んだとき、とても心強い味方となるのが、同じ経験をしたことがある先輩ママの話。このコーナーでは、早産児の子育て経験を持つ先輩ママたちに、貴重な育児体験談と、いまがんばっている後輩ママたちへのメッセージを語っていただきます。

田中愛子ママ(看護師・薬剤師)
ベイビー葵ちゃん
2006年12月5日生まれ(在胎35週)
田中愛子ママ(看護師薬剤師)

■病院のスタッフの方のやさしさに救われました

 妊娠33週目に、先生から「子宮内胎児発育遅延」といって、おなかの中で赤ちゃんがうまく育っていない、というお話がありました。それまでも、胎児の成長のギリギリ基準値内のところで育ってきていたという感じだったようで、先生は20週目くらいからその可能性に気づいて経過観察をしてくださってたみたいなんですね。でも、私はまったく初めて聞く話で、「なるべく早く、明日にでも出産したほうがいい」といわれたんですけど、心の準備ができなかったんです。でも、「このままだと栄養不良になって赤ちゃんの命に関わるかもしれない」といわれて、35週目で出産しました。在胎期間の割には小さくて、出生体重は1415gしかありませんでした。出産した病院は、NICUがなかったのですが、ちょうど小児科病棟のベビー室が空いていたので、そこに1か月半入院させてもらいました。
産むまでの2週間がすごくストレスで、なるべく長くおなかの中にいてほしいけど、このままおなかの中で死んじゃったらどうしよう、とぐるぐる考えていました。産まれてからは、「こんなに小さく産んじゃってごめんね」と自分を責める気持ちもありましたが、小さい手足にこんなに小さい爪がちゃんとついてて、小さいのに一生懸命呼吸をしていて、そんな姿に励まされもしました。
病院のスタッフのみなさんが、仕事という以上に娘をかわいがってくれて、落ち込みそうなときも、その対応にすごく救われました。小児科のスタッフさんって、保育士さんみたいな感じで、なんだかほんわかあったかい感じがするんですよね。入院中にクリスマスとかお正月があったんですけど、手作りのカードをいただいたりして、すごく嬉しかったです。

  退院するときに、お礼の手紙を書いてお渡ししました。あとから、その私の手紙を新生児室に貼っていてくれたと聞いて、また嬉しくなりました。

■不安だった保育園も、元気に通っています

 私は仕事を持っていたので、12月に出産して、4月にはもう復職して保育園に預けたんです。早産の子は、やっぱり感染症がいちばん心配なので、不安はものすごくありました。お医者さんから、12〜2月は「絶対外出禁止」っていわれていて、3月になったら外に出られるようになるのかなと思っていたら、「基本的に外出禁止」に変わっただけだったんですよ。ずっと外には出られず、だれにも会わず、特に「小さい子どもの集団には会わせちゃいけない」っていわれていて……。それなのに、4月から突然集団生活になっちゃったんです。
やっぱり、病気をうつされてくることが、いちばん心配でした。予防接種を受けていたんですけど、ちょうどその効き目が切れる頃だったのか、4月の終わりに風邪をうつされてしまいました。「危惧していたことが現実に……!」と思いましたが、なんとか重篤化せずに済んで、その後も元気に通っています。
保育園に預けることについては、最初はやっぱり「子どもに申し訳ない」っていう気持ちが大きかったです。でも、ちょっと視点を変えると、ほかのお母さん達からいろいろと育児の情報をもらえるし、この子にとっても、同じくらいの友だちと接するのはいい刺激になっているんじゃないかなと思えるようになりました。保育園では月齢がいちばん下なので、まわりの子より体が小さかったりやることが遅かったりしても、「まわりはみんな先輩だから当然」と、気にしないでいられたのもよかったと思います。
悩んでいても状況は変わらないから、できる努力はして、あとは開き直るというか、プラス思考に切り替えていくのがいちばんだと思っています。

 


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