全国病医院検索

先輩ママたちのTalk&Talk 第1回

早産児ちゃんのママたちに集まっていただき、出産直後の気持ちや、子育て中に困っていたこと、悩んでいたこと、その頃知りたかった情報などについて語り合っていただきました。
当事者同士だから打ち明けられる気持ち、共感できることなど会話がはずみ、ここでしか聞けない貴重なお話を聞くことができました。

参加者紹介(年齢等は、座談会当日のものです)

  • 今泉加奈子さん
    ベイビー:あかりちゃん・ゆかりちゃん
    25週で出産

    妊娠22週目に管理入院。25週目にあかりちゃん(双子のうちの姉)の心停止がわかり、緊急手術で出産。NICUには半年間入院。2歳10ヵ月になる現在は、ふたりでママの取り合いをしたり、近所の子どもたちと一緒に遊びまわったりする日々。

  • 岩崎千亜希さん
    ベイビー:航平くん
    29週2日で出産

    日曜日の夜、外出から帰宅して入浴中に破水。近県まで探しても受け入れ病院が見つからず、月曜日の朝を待って帝王切開。NICU入院中の2ヵ月間、電車で30分間以上かかる病院に毎日通い続ける。もうすぐ1歳の誕生日。

  • 田中愛子さん
    ベイビー:葵ちゃん
    35週1日で出産

    33週目に“子宮内胎児発育遅滞”でこのままでは赤ちゃんに命の危険があるといわれ、35週で出産。病院にNICUがなく、小児科病棟に1か月半入院。現在7ヵ月。仕事復帰のため、生後4ヵ月から保育園に入園し、大勢の子どもたちとの集団生活を送っているので、一番気をつけているのは風邪対策。

  • 山口幸代さん
    ベイビー瑞生ちゃん
    34週6日で出産

    34週目の夜、自宅で破水して病院へ。「36週までもたせましょう」と絶対安静で入院したものの、入院4日目に自然分娩で出産。NICUに2週間入院。生後3ヵ月から少しずつ外出の機会を増やし始める。もうすぐ4ヵ月。

産んだ直後は、どうしても自分を責めてしまう

まずはじめに、出産したときの状況や、当時のお気持ちを聞かせてください。

  • 岩崎

    私は、7ヵ月の健診までずっと、妊娠の経過は順調だと言われていたんです。それが、7ヵ月目の終わりに出血があって、その前の母親学級のときに「妊娠中の出血は危険信号」と聞いていたのですごく心配で……。でも、そのときも血液検査の結果は問題なし。「子宮頸管長が短くなってきているから、自宅安静にしたほうがいいですね」とだけは言われたんですけど、そんな深刻な感じではなかったんですよね。

  • 山口

    私もちょっと状況が似てるかも。ほんとうに、実際に産むまで自分が早産になるなんて思ってもいなかったんですよね。妊婦健診のときに「子宮頸管長が短くて子宮口が開いてきているから、なるべく安静にしてね」と言われてからは、外出を控えたり重いものは持たないようにしたり、自分では安静に気をつけていたつもりなんです。それなのに、34週目に自宅で突然破水してしまって……。

  • 岩崎

    私も、自宅でお風呂に入ってるときに破水しちゃったんです。実は、自宅安静と言われたすぐ後に、東京ドームの野球のチケットをとってしまっていて……。

  • 山口

    野球を観に行ったんですか? 東京ドームの座席って、けっこう急だから、大きいおなかで大変だったでしょう。

  • 岩崎

    すごく迷ったんですけど、自分の中で「これが出産前の最後のお出かけ」と決めていたので、どうしても行きたかったんですよね。もし時間を戻せるなら、絶対に行かなかったと思いますけど、そのときは行こうと思っちゃって。もう、本当に自分を責めました。最初の1か月は、保育器の中の息子を見るたびに「私があの時出かけなければ、まだおなかの中にいたはずなのに……」と、ぼろぼろ泣いていました。

    山口

    ああ、わかる! 私は、破水して病院に行ってもすぐに産まないで、入院してなるべく36週目までもたせましょうと言われたんです。絶対安静のベッドの上で、とにかく自分を責めていました。「どうして破水しちゃったんだろう」「何がいけなかったんだろう」って、ずっと考えていました。

  • 田中

    私はちょっと状況が違っていて、33週のときに「おなかの中で子どもがうまく育ってないから、一刻も早く、明日にでも出産しましょう」と言われたんです。最初は自分の中で全然整理がつかなくて、ギリギリまで結論を延ばして35週で出産しました。「このままおなかの中にいたら、慢性の栄養不良で死ぬこともある」と言われていて、早く手術しなければいけないのはわかっているけど、早く産むことへの不安もあって……。やっぱり、自分がいけなかったんだろうかと自分を責めてしまって、産む直前の10日間くらいが、いちばんストレスがかかってたと思います。

  • 今泉

    私の場合は、22週目で、双子のひとりの羊水が多くて、もうひとりの羊水が少なくなっていることがわかって管理入院をしました。25週目で姉の方の心臓が止まってしまって、緊急手術で出産だったんです。だから、子どもの命が助からない可能性も高かったんです。出生体重は610gと 508gでした。最初はとにかく命が心配で、命が助かってからは、寝たきりになるかもしれないとか、他にもいろんな障害の可能性があると言われたり、手術を受けなくてはいけなかったり……。次から次へと不安が襲ってくるという感じでした。

スモールベイビー オンラインギャラリー