早産児Q&A

発達編

Q.早産児はみんな障害のリスクがあるのでしょうか?
極低出生体重児の発達の経過を観察した結果、15%前後の子どもに何らかの障害が残ることがわかってきました。
しかし、その様な場合でも、どの子もみんな元気に成長して行きます。心配な場合は、一人で悩まずに率直に医療スタッフに相談してみましょう。
Q.生後1年たっても発達が追いつかないのですが?
目安として、出生体重が1500g以上の早産児は1歳頃まで、出生体重1250~1500gの早産児は2歳頃までには、身長・体重、発達ともに正期産児に追いつく(キャッチアップ)ことが多いようです。]あせらず見守っていきましょう。
Q.修正月齢に換算しても小さめで心配です。
ほとんどが6歳頃、遅くとも9歳頃までには身長・体重、発達ともに追いつくとされています。ただしその子なりのペースがあるので、心配な場合は検診時などに相談しましょう。
Q.生後減った体重が、なかなか元に戻りません。
早産児に限らず赤ちゃんは出生直後に体重が減少します。そのうちおっぱいの量が増えれば、体重は徐々に増加します。もし栄養が足りない場合は点滴などで補充してくれるので大丈夫ですよ。

お世話編

Q.上の子の幼稚園やスーパーなど、人の多いところへ連れて行っても大丈夫でしょうか?
基本的に外出は差し支えありません。ただ、首がすわらないうちはベビーカーに乗せても不安定なので、長時間の外出は控えたほうがいいでしょう。幼稚園の送り迎えなどは、他のお母さんに頼んでみるのも一つのアイデアかもしれませんね。人の多いところへ連れて行くようになったら、感染症の予防のため、帰宅後には手洗い、うがいを家族で必ず実行しましょう。
Q.パパがヘビースモーカーですが、禁煙したほうがいいですよね?
早産児は呼吸器が弱いことも多いので、できる限りやめてもらったほうがいいでしょう。
Q.ゼロ歳で預かってくれる保育園に通わせたいのですが、大丈夫でしょうか?
そのお子さんの状態にもよると思いますので、保育先によく事情を話し、理解して協力してもらえるなら大丈夫でしょう。
Q.小さめの早産児ちゃんにぴったりサイズの服ってありますか?
海外には、新生児用よりも小さいプリーミー(未熟児)サイズの服を販売しているブランドがあります。日本でもネットショップなどで購入することができるようです。

病気&トラブル編

Q.早産児は風邪などの感染症にかかりやすいのでしょうか?
医師から特別の注意がなければ、退院してからは普通の赤ちゃんと同じで大丈夫です。早産児だからといって、過保護になり過ぎないように注意しましょう。
Q.アプガースコアってなんですか?
出生時の赤ちゃんの「元気さ」を10点満点で表した数値です。
Q.NICU(新生児集中治療室)ってどんなところですか?
新生児集中治療室(neonatal intensive care unit)の意味です。特別な設備と熟練した医療スタッフが一体となって、病気の赤ちゃんや体重の小さな早産の赤ちゃんたちの集中的な治療とケアにあたります。
Q.定期健診の時に気をつけることはありますか?
日ごろ気になっていることがあったら、メモをしておいてまとめて聞きましょう。気になることは何でも質問しておくと安心です。
Q.直接おっぱいを吸われないので、母乳が出なくなってしまったのですが。
おっぱいマッサージをしてみましょう。産院によっては、助産師さんが母乳外来を行っている場合もあります。

ママのココロ編

Q.早産で生まれたのは自分のせいだと思い、毎日涙が止まりません。
早産はママの責任ではありません。そのつらさを一人で抱え込まずに、病院のスタッフや心理カウンセラーなどに話を聞いてもらいましょう。
Q.赤ちゃんがまだNICUにいるのですが、同じ時期に生まれた正期産児ちゃんとママを見ると、うらやましくて悲しくなります。
赤ちゃんは誰もが祝福されて生まれてくるもの。あなたの赤ちゃんもパパとママの愛情に包まれて、幸せいっぱいにこの世界に誕生したのです。赤ちゃんも、あなたが生んでくれたことを感謝していますよ。赤ちゃんが退院してきたら、きっといまの悲しさを忘れるぐらい、笑顔溢れる毎日が始まるはず。その日を楽しみに待ちましょう。
Q.姑が、なにかと他の親戚の子と比べるので、落ち込んでしまいます。
早産児にはどういう特徴があるのか、また、いまどのような状態で、これからどう成長していくのかをきちんと話して、理解してもらうことが大切です。他のお子さんと比べたりせずに、早産児なりの成長を、家族みんなで見守っていくことの大切さをわかってもらいましょう。
Q.発達が遅れている気がして、心配でたまりません。
まず医療機関に相談して、お子さんの状態を正しく把握しましょう。取り越し苦労も多いものですし、悩んでいるだけでは何の解決にもなりません。もし障害があったとしても、いまは発達をバックアップするプログラムも充実しています。
Q.保育器に長くいたために、スキンシップが少ないことが心配です。ママとわかるかな?
大丈夫、赤ちゃんは大好きなママが誰なのか、ちゃんとわかっていますよ。最近はカンガルーケアやタッチケアという、赤ちゃんと直接ふれあうケアもどんどん取入れられています。まず、NICUのスタッフに相談してみましょう。

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