RSウイルスを予防しよう!

RSウイルスを予防する!

RSウイルスを予防しよう!RSウイルスなど感染症から赤ちゃんを守るには、何よりも予防が肝心。
RSウイルスは非常に感染力が強く、ウイルスがおもちゃなどに付着してから4~7時間は感染力を持っているといいます。日ごろから外出の後や調理・食事の前、鼻をかんだ後などは石鹸でよく手を洗いましょう。
RSウイルスが流行する冬の季節には、赤ちゃんを人ごみに連れて行かない配慮も必要です。RSウイルスは目や鼻、口の粘膜から感染します。
赤ちゃんは手近においてあるものを何でも口に入れたがりますから、家庭内にかぜをひいている人がいるときは、アルコールティッシュなどで赤ちゃんの周りのものをこまめに消毒しましょう。
また、かぜをひいている大人は、マスクをつけて唾液や鼻水が飛び散らないように気をつけることも大切です。
RSウイルスに感染すると、大人は軽いかぜですんでも、はじめて感染する赤ちゃんは高熱など重い症状が出ます。パパやママがかぜをひいたら、たとえ軽くても油断せずに、手洗いや消毒を徹底してください。

重症化を防ぐ注射薬が効果的

RSウイルスは感染しても持続的な免疫ができにくいため、予防ワクチンの開発は難しいとされています。
しかし感染後の重症化を防ぐ注射薬は日本でも認可されており、重症化しやすい早産児や、呼吸器などに病気を持つ赤ちゃんを対象に投与がおこなわれています。
この注射薬は、RSウイルスが流行している期間、月1回の注射による投与を継続しておこないます。1回目の注射は流行前に受けることが望ましいので、秋口になったらそろそろ準備が必要です。
RSウイルスは一年中存在しますが、10月から11月にかけて流行がはじまるといわれています。
RSウイルスの予防注射で重症化を防ごう
この注射薬によってRSウイルスによる入院のリスクは半分以下になりますから、投与対象となる早産児は、ぜひ近くの医療機関に問い合わせてみてください。
この注射は他の予防接種のスケジュールに影響を与えません。これから予防接種を受ける予定があったり、予防接種を受けたばかりでも心配ありません。まずは医師に相談しましょう。

予防接種についてはこちらをご確認ください。

重症化を防ぐ注射薬の対象となる早産児

RSウイルス感染症を予防して重症化を防ぐ注射薬(抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体)の投与費用は体重によって異なります。1回約152,000円×約5~7ヵ月分(RSウイルスの流行期間)かかりますが、下記の条件に当てはまるお子さんは健康保険が適用されます。
健康保険が適用されると、2割の自己負担、さらに乳児医療の適用がある場合は、無料で注射を受けられます。ただし、地域によって健康保険制度に差があり、注射を受ける時にそのまま保険が適用される場合や、一時的に費用の一部を立て替え、2~3ヵ月後に立て替え費用分が戻ってくる場合などがあります。
注射を受ける前に一度、医療機関に問い合わせてみましょう。

RSウイルス感染症を予防して重症化を防ぐ注射薬
(抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体)の投与対象となる赤ちゃん

お母さんのお腹の中にいた期間が28週以下 RSウイルス流行開始時に生後12ヵ月以下のお子さん
お母さんのお腹の中にいた期間が29~35週以下 RSウイルス流行開始時に生後6ヵ月以下のお子さん
●過去6ヵ月以内に気管支肺異形成症の治療を受けたことがあり、RSウイルス流行開始時に生後24ヵ月以下のお子さん
●血行動態に異常のある先天性心疾患(CHD)をお持ちで、RSウイルス流行開始時に生後24ヵ月以下のお子さん

※ 投与開始時に、上記の条件に当てはまっていれば、シーズン中に月齢条件を超えても健康保険は適用されます。RSウイルスの流行期間中は、継続して注射を受けましょう。
※ RSウイルスは、1年中存在しますが、特に10月から11月が流行開始時期といわれています。
※ 上記の条件に当てはまっていても、医師の診察・診断によっては、注射をしない場合があります。まず、医師の指示に従ってください。

在胎期間33~35週の早産児の諸注意

RSウイルス感染症を予防して重症化を防ぐ注射薬は、在胎週数や月齢により投与の対象となる早産児でも、全員が受けなければならないわけではありません。
医師は赤ちゃんの状態などを診察し、投与の必要があるかどうかを判断します。特に在胎期間33~35週で生まれた早産児の場合、RSウイルスに感染するリスクファクターをどの程度持っているかを医師は考慮し、注射の必要性を個別に判断します。
下記にRSウイルスに感染するリスクファクターを示します。

在胎期間33~35週の早産児で、考慮すべきRSウイルス感染症のリスクファクター

[1] 呼吸器疾患を持っている場合
[2] RSウイルスが流行している時期に退院する場合
[3] 人口換気療法または長期の酸素療法を受けた場合
[4] 退院後に託児所・保育所を利用する場合
[5] 受動喫煙を受けやすい環境にいる場合

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